よりた歯科について
診療スタイル
歯科情報




私事になりますが、
二番目の息子が現在小学6年生であり、
小学校生活最後の1年を過ごしているところです。
小学校ではいわゆる教科以外の学習の場も与えてくださり、
本当に6年間を通しての成長は
著しいものがあったということを母としても実感でき、
先生方には感謝の気持ちで一杯です。
そして最高学年の今年は
1年をかけて平和学習に取り組んでいただいており、
戦争のこと、原爆のことなどを
自主的に調べたり学んだりしておりました。
この学習を通して学んだことは、平和の心を考える中、
「命」 についても深く考えるきっかけとなったようです。

ある日、
息子が学校の図書室である一冊の本を借り、
私に勧めてくれたのです。
この本、
「電池が切れるまで 〜子ども病院からのメッセージ〜」
以前にテレビドラマにもなっておりました。
長野県立こども病院には
長期入院している子どもたちが学ぶための院内学級があり、
その実話に基づくものでしたが、
実際この本に収められている子どもたちの言葉は、
「命」と向き合わずにはいられない日々の中で
病気と闘う子どもたちの、
息が詰まるほど激しく"闘う"姿そのもの なのでした。
私は一気にそれを読み進めながらも、
涙があふれて止まりませんでした。
「命」の尊さを、こんなにもまだ幼い子どもたちが
自分たちの命をかけて私たちに語りかけるのです。

わずか小学4年生の由貴奈さんの言葉です。



命はとても大切だ
人間が生きるための電池みたいだ
でも電池はいつか切れる
命はいつかはなくなる
電池はすぐにとりかえられるけど
命はそう簡単にはとりかえられない
何年も何年も
月日がたってやっと
神様から与えられるものだ
命がないと人間は生きられない
でも
「命なんかいらない」
と言って
命をむだにする人もいる
まだたくさんの命がつかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる
命は休むことなく働いているのに
だから 私は命が疲れたと言うまで
せいいっぱい生きよう

この本のあとがきには、
長野県立こども病院血液・腫瘍科医師であられる
石井先生からのメッセージが記されていました。
その一部を紹介させていただきます。

医療は人の苦しみを和らげてあげるのが本来の姿だと思う。
それがいつか、
医師は人の命を左右できる存在と勘違いするようになった。
傲慢な考え方だ。
命にとって大切なことは、長さではなく質である。
命の質を決めるのは、
温かな家族とのふれあいだということを
ある子どもが教えてくれた。
医者は患者に育てられる。
この文集には子どもたちの視点で書かれた
素直な気持ちが載せられており、
僕にとってかけがえのない、貴重な教科書となっている。

この子どもたちの素直な言葉が収められた一冊のこの本が
私にとっても貴重な教科書となりますように
これからも我が息子と共にもっともっと「命」について
深く考え語り合うことができたら、と、そう思っております。

角川書店


>>コラムへ戻る

 


 <よりた歯科クリニック>
    〒631-0806 奈良県奈良市朱雀6-20-1 朱雀医療ビル2F
    TEL/FAX:0742-71-8848

奈良県奈良市朱雀にあるよりた歯科クリニックは、皆様のお口の健康を守る長期メンテナンス型の歯科医院です。